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タイヤ側面の表示は何を表す?タイヤスペックの確認方法

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タイヤ側面の表示は何を表す?タイヤスペックの確認方法

あなたはタイヤ側面(サイドウォール)に何が表示されているか知っていますか?タイヤ側面には、そのタイヤがどういったサイズ、性能があるか、いつ作られたものなのか、などの情報が載っています。「パンクしてタイヤ交換したら古いタイヤだった」なんて嫌ですよね。でも見方を知らないと、古いタイヤを新しいと思い込んで使ってしまうかも知れません。タイヤに記載されている情報を正しく読み取り、いいタイヤを選びましょう。

タイヤ製造時期

タイヤの製造時期を知る事で「古いタイヤ」か「新しいタイヤ」かを知ることができます。

タイヤに記された4桁の数字。

左2桁が製造された週(その年の何週目か)を表し、右二桁が製造年下二桁を表します。

上記の写真では2021年の34週目に製造されたタイヤであることがわかります。

1年は約52週なので、1ヶ月を約4.3週間として考えると、34週÷4.3週≒7.9なので、2021年7月後半くらいに作られたタイヤであることがわかります。

2021年10月31日時点では新しいタイヤであると言えます。

タイヤはゴムで出来ており、使用していなくても経年劣化で性能が落ちていきます。

できるだけ新しいタイヤを使用していただきたいです。

ネットで販売されているタイヤは製造時期に注意していただくのがポイントです。

綺麗に見えるタイヤでも経年劣化するため、10年越えのタイヤの使用はお勧めしません。

また、5年後えのタイヤは一度プロの整備士にタイヤの状況についてチェックしてもらうと、より安心して車に乗っていただけると思います。

タイヤ表示の見方(サイズ・構造)

タイヤの幅

ミリ単位で表示しており、上の写真のタイヤは幅165mmあることがわかります。

(下の写真は別のタイヤです)

タイヤの扁平率

扁平率はタイヤの高さを①のタイヤ幅で割った数値です。数値が小さいものはタイヤを薄くすることができ、数値の大きものはタイヤを薄くすることはできません。

タイヤ構造の表示「R」(ラジアルタイヤ)

普通車・軽自動車ともに一般的な乗用車のタイヤはラジアルタイヤです。

ラジアルタイヤは高速走行時の乗り心地が良く、安定走行がしやすい特徴があり、一般的な乗用車向けのタイヤです。

④リム径(インチ数)

リム径とはホイールの一部で、ホイールの大きさです。

何インチのホイールと適合しているかがわかります。

タイヤ表示の見方(性能)

⑤ロードインデックス

タイヤ1本で支えることができる重量を示しています。

写真の場合「75」と表示されているので「タイヤ1本あたり387kg」までの負荷に耐えられます。

このタイヤを4本装着した場合、387kg×4本で総重量1,548kgは越えることができないことがわかります。

ロードインデックスの具体的な数値はメーカーのホームページを確認ください。

⑥速度記号

ロードインデックスに示された質量を付加した上で、走行可能な最高速度を表しています。

このタイヤはVの表記があるので、時速240kmの速度に耐えられるタイヤであることがわかります。

速度記号の具体的な数値はメーカーのホームページをお確かめください。

その他の表示

PR(プライレーティング)

軽トラやトラック、バンなどのタイヤでは「165/13 /8PR」のような表示があります。

この「PR」はプライレーティングといいタイヤの強度を示す耐荷重強度指数です。

数字が大きいほど重さに耐えられます。

LT(Light Truck)

軽トラのタイヤで見かける「LT」はLight Truck(ライトトラック)の略で、小型トラック用タイヤを表しています。

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